このページでは,西夏文字の提案字を収録するtangutグリフのUCSグリフへの移行作業を管理し,新規のUCSグリフ作成に関する情報をまとめます。
tangutグリフは,Group:西夏文字で定義されています。
西夏文字
- ISO/IEC 10646:2014/Amd 2:2016(Unicode 9)で,西夏文字が符号化されました。以下の3つの新設されたブロックに収録されました。
西夏文字の符号化提案
- 参考
- 文字の提案については,最初のN3297からN4325まで,文書が6回提出されています。これに関係する部首の提案文書も3回提出されています。以下の表は,各文書の提案字数をまとめたものです。
N4522,N4636の最終提案の後,N4588で文字1字が削除され,N4667で文字1字,部品2字が追加されました。
西夏文字の筆画は,符号化提案のなかで2回変更され,合計3種類の提案がされています。最初に提案されたWG2文章番号で,N3297,N3577,N4325方式とそれぞれ呼ぶことにします。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 符号化 |
文字提案 | N3297 | N3577 | N3797 | N4033 | N4325 | N4522 | |
_合計 | 5910 | 6221 | 6055 | 6080 | 6126 | 6126 | 6126 |
__記号 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
__文字 | 5910 | 6221 | 6054 | 6079 | 6125 | 6125 | 6125 |
_部首 | | 527 | 513 | 512 | 505 | 505 | |
_筆画 | N3297 | N3577 | N3577 | N3577 | N4325 | N4325 | |
部首提案 | N3495 | | | | N4326 | N4636 | |
_部品 | 802 | | | | 767 | 753 | 755 |
【02】 部品グリフの引用修正 →済
- N3577に沿い定義された部品グリフ(tangut00001~tangur000527)をUCSグリフに移行します。作業後は,部品グリフは白紙化可能になります。
(1)UCSグリフをエイリアスで作成し,実体にする。
(2)グリフの引用を部品グリフからUCSグリフに変更する。